☆2008年度障害者自立支援事業報告(自立生活プログラム外出等)
障害を持つ人が地域で楽しく、個々の課題や能力に沿って元気に暮らしていくために電車の乗り方や介助者の見つけ方や関わり方、お金の使いかたなど、先輩の障害を持つ人からサポートを受けながら、知恵を学びあう場所です。そこには、障害を持つ人同士だからこそ分かり合える悩みや心の傷、外出の不安など、同じ立場にたって考え、学びあえることがこのプログラムの目的であり、特色です。
★ 自立生活プログラム(3名)
自立生活(一人暮らしに限らず、旅行や一日外出、近所への買い物や外食などで、自分が生活の主体者となること)をめざし、主に話し合いを通して学びを深めていく場です。本年度は体験を積み重ねるという目的で、調理実習、買い物の4回シリーズでした。お好み焼きとあったか鍋を作り、包丁の使い方、味付け、お金の計算などを学び、最終回では池袋へ食事に行きました。
★ 出かけようプログラム(6名)
自立生活の中でも主に外出することに的を絞ったプログラムです。外出を通して、介助者との関わり方や外出するための事前の準備などについて、外出する力を身につけ、体験する場です。楽しみながら外出するためのノウハウを学ぶことのできるプログラムとなっています。本年度は、男女に分かれてのシリーズでした。男性グループは個別に外出し、両国相撲博物館、江戸東京博物館、女子プロレス、宇都宮、24時間テレビ、テニスへ行ったり、得意のオセロゲームの大会を開いたりしました。女性グループは全員で、品川のエプソンアクアミュージアム、赤塚公園ピクニックへ行きました。最終回では、男女それぞれ東京ドームシティにある小錦のお店に行き、ランチや紙相撲を楽しみました。
★ 個別プログラム
個々の趣味に沿って、カメラを車椅子に取り付け、板橋区高島平にある熱帯植物館、また友人とのバースディパーティー、東京ドームシティラク-ワの温泉へ行きました。そして、WBC(ワールドベースボールクラシック)、前日の韓国戦で敗れれば日本戦が観られたのですが、残念ながら当日は韓国×中国戦になってしまいました。
★ 個別プログラム
個々の課題に沿って、「友達ってなんだろう」というテーマにし、参考本を図書館へ借りに行き、読んで感想文を書きました。またこのテーマに、スタジオIL文京のご協力を得てピア・カウンセリングを体験しました。